


2007年末の開店以来連日満席というから、味にうるさいパリっ子の圧倒的な支持を得ているかが伺われる。事実、夜9時半前に店の前を通りかかると、セカンド・サービスを待つ客が列を成している
。
割烹の醍醐味は、カウンター越しに板前が魚をひいたり料理の盛り付ける様子を目で追い、時には板前との会話を楽しみながら、活気の溢れる雰囲気の中で旬の食材を活かした料理を味わうこと。そんな日本料理の伝統(クラッシック)とサプライズ(ポップ)をうまく融和させた、新感覚の“くずし割烹”。
パリ出店のために京都の店をクローズして臨んだ、オーナーシェフ枝國栄一さんの心意気が感じられる。料理は8皿のおまかせコースのみ(45ユーロ)。思わず、追加でスぺシャリテのフォワグラ寿司にも手が伸びた。ワインのチョイスも秀逸だ。(泉)
