


パリの中心街のランド・マークとも言えるオペラ座は、1875年、ナポレオン三世の時代に完成。その約100年後、1964年に文人で文化大臣であったアンドレ・マルローが知人の画家マルク・シャガールにオペラ座の客席の上の天井画を依頼した。
220平方メートルの円形の天井に、オペラ、踊り子、音楽家などをモチーフにシャガールは詩情にみちた彼らしい幻想的な絵を描いた。
天井画は、大きく六つの分に分けることができる。シャンデリアが下がる中央の小さな円。そこには、浮遊する天使や動物たちの間にベートーベン、グリュック、ヴェルディ、ビゼーなどの肖像も描かれている。
大きな円天井画は、5つの部分からなる。緑の背景には、ベルリオーズ、ワグナーのオペラ作品、その反対側にはチャイコフスキーの白鳥の湖、青地を背景に、モーツアルト、ムソルグスキのオペラ、赤地にラベル、ストランビンスキーの火の鳥、白い部分にラモー、ドビッシーなどなどのオペラを題材に描かれている。それらの間に、パリの観光名所、オペラ座はもちろん、エッフェル塔、コンコルド広場、凱旋門なども描かれている。
現在、オペラ座は主にバレーの劇場として使用されているので、公演のリハーサルがある時などは入場ができないが、通常10時から16時までオペラ座の内部見学が可能。
天井画を観賞のために、オペラ・グラスは必携!(亜土)
8 rue Scribe, Place de l'Opera - 75009 Paris
地下鉄(Metro)3・7・8番線:Opera
