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ボジョレー・ヌボー・エ・タリベ

2003/11/19 

11月20日、11月の第三木曜日たまたまパリに居合わせた。ボージョレー・ヌボー解禁の日だ。
この日、多くのパリジャン、パリジェンヌは、ボージョレーの新酒ワインを飲むために、カフェやバール、レストランに出かける。ワイン屋でも新酒をうるために店頭に屋台を出し新酒を売る店もある。
旧サントノーレの市場の近くのワイン屋の集まる通りは夕刻から道路が閉鎖されここに屋台を構え新酒の試飲会、販売をする。

カフェやレストランの入り口のガラス張りの扉には、ボージョレーの新酒到着を意味した、ボージョレー・ヌボー・エ・タリベのポスターが貼られパリジャンならずともカフェでボージョレー・ヌボーを一杯やりたくなってしまう。

ボジョーレー・ヌボーを飲む習慣は古くからあった訳ではない。決して高級とは言えないボージョレー村のワイン醸造家たちが知恵を絞って考えだしたのが、醸造期間が短くて済むワインの開発だった。 そこでもともとこの地方で栽培していた醸造期間の短いガメイ種の葡萄で、さらに発酵を早めるために砂糖を入れ、そのシーズン中に飲めるようにしたのがボージョレー・ヌボーだ。
発酵、熟成期間を早くしているので瓶詰め後の発酵、熟成も早いので長い間貯蔵、熟成させるワインではない。3ヵ月たったら酢に変わっていたという笑い話のような本当の話もある。
開封後、グラスに注いで2-3時間もすると酸化していることが分かるほどだ。

日本では、世界で一番早くボージョレー・ヌボーを飲める国ということで、セレモニーをしたり、マスコミも大騒ぎしているが、本場パリでは大騒ぎせずに到って自然体で新酒ボージョレー・ヌボーを楽しんでいる。これが本当のボージョレー・ヌボーの楽しみ方ではないだろうか?
ワインに興味があって、時間とお金に余裕がある人は、来年是非ともフランスでボージョレー・ヌボー解禁の日を楽しんで欲しい。(鷲)

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